これからコンゴウをお迎えしようとしている方々へ
本コラムは私がルリコンゴウを迎える前から現在に至るまでの経過を書いたものであり
一部のコンゴウインコ、また、人間にも個体差があります。それを心に留め、お読みください。
私は根っからの放浪癖で中学校卒業後、国内、海外と色々と旅をして歩きました。
今からかれこれ10年程前のことでしょうか、、バリ島に行ったときに見たのがコンゴウインコでした。
ですが、その時は鳥はもちろん、動物自体に興味がなく、ホントにもったいない事をしたと思ってます。
(しかし、はっきり言って記憶とはあいまいなものでホントにコンゴウ??という確証にはいたりません^_^; )
それから月日が経ち、オカメインコを友人から譲り受け、鳥に興味が沸き、毎週休みになるとペットショップを徘徊する日々を送り、ついにルリコンゴウと再会しました。
あのギラギラした眼、ボクサーの様なフットワーク、そして何よりも綺麗で勇壮な翼。
明らかにオカメインコにはない資質(もちろんオカメは可愛いです^^)を備えたコンゴウにとてつもない魅力を感じ、嫁に黙って、ネットで検索に検索を重ね、こちらの会員の皆さんのHPを見させて頂いてました。
この時点で嫁はコンゴウインコに対しネガティブなムード。
『あんな嘴でかまれたら??』『鳴き声は??』『いきなりコンゴウインコ??』
それはもうそこら辺のパチンコ屋さんの出玉なんて目じゃない程の非難と質問の嵐。
しかし私は諦めず、、、
嫁とペットショップに出かける
↓ コンゴウの前で魅力を語り、欲しいと匂わせる
↓ 嫁の鋭い視線を感じる
↓ オカメって可愛いなと話しをそらす
1ヶ月程?〜?を反復したその結果、嫁も私の仕組んだサブリミナル効果??で徐々にコンゴウにはまってきました。
そして、ここぞとばかりに以前からアポを取っていたロロスさんのことを話し、ついにお迎えを決定しました。
しか〜し!私達夫婦にはまだ問題がありました。それは住環境という問題です。
2LDKのアパート暮らし。人間2人にオカメが2羽、そこにコンゴウ??鳴き声??
走馬灯の様に駆け巡る不安・・・。
イカン!!このままではコンゴウと暮らす野望が遠のいていく・・・・・・・・。
・・・と同時に私はかすかな希望の光を見いだしました。
『引越』
それしかない。そうだそれしかない。一軒家に引越すれば問題ない。間違いない。
私たちにはこの『引越』の二文字しか残された道はない!!・・・と思い込み、夜中の2時にコンビニに直行。
住宅情報誌を買い1週間後には新居を決定しました(笑)
そしてお迎え後、名古屋空港から仙台空港までの帰り際での1コマ。
ロロスさんのスタッフの方に空港まで送って頂き、いざ飛行機へ。
ペットを預けるチェックインカウンターで待ち受けていたのは航空機会社のお姉さん達。
お姉さん「それではこちらのネットをケージにかけさせて頂きます」
怖がるルリを見て私はつい「やめてください。噛み付いたら指飛びますよ」と口を突いた。
・・・固まるお姉さん。
嫁の制止で一件落着はしたものの、申し訳ないと思いながらも親バカぶりを発揮した自分を褒め称え搭乗。
現在、ルリとオカメには14畳の鳥専用部屋を与え、私たちは6畳の寝室。
寝室にはエアコンなし、鳥部屋にはエアコン、空気清浄機完備。
そんな私たちもルリコンゴウのおかげで幸せな毎日。
心配していた雄叫びに付いてですが、うちのルリはおなかが空いたりすると結構な勢いで鳴きます。
先日、ルリが鳴いてる時に隣の家のおばさまが家の前を通り、苦情を言われるのかなと思ったら大はしゃぎ。
・・・意味不明。
話しをするとボタンインコが好きで「口の中にまで入れちゃうんだ〜」と自身の鳥好きを名言。
近所が鳥好きの方で良かったと思いました
とまぁ、こんなに恵まれた環境で私達夫婦はコンゴウライフを送っています。
私の経験の上でコンゴウを飼うのに一番の問題はコンゴウ自身よりも夫婦の絆だと思います。
(あまきさんの旦那さんの様に寛大な心の持ち主もいらっしゃいますが)
とりあえずコンゴウをお迎えの前に、、考えて見てください。
それでは皆さんのコンゴウライフが素晴らしいものになりますように。
注釈
ロロスさんとは名古屋にあるブリーダーさんでコンゴウインコを初め、オオバタン、ヨウム等の国内繁殖に成功されているブリーダーさんです。
ラビさんの他にも当クラブにロロス出身のコンゴウさんが数羽います
HPはコチラ
管理人より
どうでしたでしょうか?
確かにコンゴウくらいの鳥を飼うとなれば家族の同意は不可欠ですね
コンゴウも犬のように慣れますから、動物好きの方にだと意外と受け入れてくれると思います
鳴き声も個体差にもよりますが、留守の家に帰宅したりしたら喜んで鳴く事はありますが、そんなにムダに絶叫はしないように感じます
鳴き声の対策等も去る事ながら、近所付き合いも大切なんだろうなと感じました
|